江戸の経済史

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始まりは織田信長!

公(おおやけ)の家(つまり公務員の家系)と言われる人達が、極端な格差社会を作り、 権力を武力で奪い合うために、武(いくさ人)の家(つまり軍人の家系)が発達し、やがてその武家が統治権を奪うのだが、 対立する武力が拮抗すると戦争という繰り返しになり、やがて戦争が日常的になって戦国の世の中になる。

そしてその、戦国の世の中から日本を統一するアイディアを持った男が一人、登場!

尾張のうつけ「織田信長」。天才肌の男。
そしてそのアイディアとは「経済」のこと。

織田信長
新しい歴史教科書(扶桑社)より

即ち「生産」と「消費」。生産物は米、消費は人間の腹。米は土地から取れる。
どれくらいの土地からどのくらいの米が取れるか、の調査・・・・ それが「信長検地」(しんちょうけんち)ですね。

検地が出来ればあとは分配則を決めればいい。
大名が一定の領土を管理し、百姓が生産を担当し、 お米を交換の単位としてもろもろの取引を行えばいい・・・というアイディア。

「家系」とか「武勲」「忠義」、そして「ご褒美経済」というウエットな世の中で、 こういうドライでクールなアイディアは通らない。ほとんどの人は理解できない。
だから武力を使うしかない。戦って勝って土地を取り上げ、わかる人間を大名にして管理させるしかない。

ドライでクールな織田信長。恐ろしい男。その周りには考え方のわかるやつらが集まってくる。

このページでは、家康公から続く歴史を徳川家の当主の時代で表現します。
その当主の時代に経済はどうだったか、そういう視点で捉えます。

左のリストから、当主の名前をクリックしてください。
名前の下の年号は、生年~没年です。将軍職の年ではありません。

顔のグラフをクリックしても、大きくなりません。

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