始まりは織田信長!
公(おおやけ)の家(つまり公務員の家系)と言われる人達が、極端な格差社会を作り、 権力を武力で奪い合うために、武(いくさ人)の家(つまり軍人の家系)が発達し、やがてその武家が統治権を奪うのだが、 対立する武力が拮抗すると戦争という繰り返しになり、やがて戦争が日常的になって戦国の世の中になる。
そしてその、戦国の世の中から日本を統一するアイディアを持った男が一人、登場!
尾張のうつけ「織田信長」。天才肌の男。
そしてそのアイディアとは「経済」のこと。
織田信長
新しい歴史教科書(扶桑社)より
即ち「生産」と「消費」。生産物は米、消費は人間の腹。米は土地から取れる。
どれくらいの土地からどのくらいの米が取れるか、の調査・・・・ それが「信長検地」(しんちょうけんち)ですね。
検地が出来ればあとは分配則を決めればいい。
大名が一定の領土を管理し、百姓が生産を担当し、 お米を交換の単位としてもろもろの取引を行えばいい・・・というアイディア。
「家系」とか「武勲」「忠義」、そして「ご褒美経済」というウエットな世の中で、 こういうドライでクールなアイディアは通らない。ほとんどの人は理解できない。
だから武力を使うしかない。戦って勝って土地を取り上げ、わかる人間を大名にして管理させるしかない。
ドライでクールな織田信長。恐ろしい男。その周りには考え方のわかるやつらが集まってくる。
このページでは、家康公から続く歴史を徳川家の当主の時代で表現します。
その当主の時代に経済はどうだったか、そういう視点で捉えます。
左のリストから、当主の名前をクリックしてください。
名前の下の年号は、生年~没年です。将軍職の年ではありません。
顔のグラフをクリックしても、大きくなりません。
織田信長
1534年~1582年
豊臣秀吉
1537年~1598年
家康(いえやす)
1537年~1598年
秀忠(ひでただ)
1579年~1632年
家光(いえみつ)
1604年~1651年
家綱(いえつな)
1641年~1680年
綱吉(つなよし)
1646年~1709年
家宣(いえのぶ)
1662年~1712年
家継(いえつぐ)
1709年~1719年
吉宗(よしむね)
1684年~1751年
家重(いえしげ)
1712年~1761年
家治(いえはる)
1737年~1786年
家斎(いえなり)
1773年~1841年
家慶(いえよし)
1793年~1853年
家定(いえさだ)
1824年~1853年
家茂(いえもち)
1846年~1866年
慶喜(よしのぶ)
1837年~1913年
家達(いえさと)
1863年~1940年
家正(いえまさ)
1884年~1963年
恒孝(つねなり)
1940年~
家広(いえひろ)
1965年~