アダムスミスから始まるアングロサクソン流の「市場主義」が世界を席捲しています。
しかし、まだアメリカが植民地であった時代から、わが国には固有の先進的な市場経済システムが存在し、世界に類を見ない百万都市「江戸」を成立させていました。
「士農工商」という堅い身分制度が厳然と存在し、科学精神は欠落し、世界の文明の動きから置き去りにされてしまった・・・ということは嘘であることが、次第に明らかになってきています。
歴史教科書が伝える貧農史観は、どうやら作り話のようですね。
江戸時代の年貢は、それほど高くなかったようです。通例「六公四民」と言って、税金が六割、農民の取り分が四割だったとか。現実には「七公三民」という説もあるようです。現在の産業制度においても、だいたい生産側のコストは3割くらいですから、分配や販売などの工程コストを考えれば、当たり前のシステムだったと言えるでしょう。
同時代の他国の農民と比較すれば、日本の農民のなんと豊かだったことか・・・
このサイトでは、このような江戸時代を、「江戸の経済史」と「江戸・職人の経済」と「江戸のテイスト」の3つによって表現します。
そして「江戸のテイスト」では、現在につながる江戸のテイストを持った商品のご紹介まで行ないます。