江戸の職人経済

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焼印職人

焼印とは、印鑑の一種とも言えますが、朱肉ではなく、焼いてその跡を印章とするもので、材質は銅で出来ています。
この職人は数が少なかったようです。一度作ってしまえば、何十年も持ちますし、焼印が必要な箇所も限られてきますから、それほど需要は多くなかったことが少なかった理由ではないでしょうか?

焼印が使われたのは、鑑札、下駄の刻印、折(菓子折りなど)の蓋・・・などです。現在も使っているところもありますね。

作り方は、鞴(ふいご)を使って銅材を溶かし形を作ります。それから、鋼(はがね)の刃で文字などを彫りこみます。
「屋号」などは注文で作りますが、その他の一般的な焼印もあって、それらは作り置きして板などに挿し、売れるのを待つという商売もしていたようです。

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