江戸の職人経済

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植木職人

日本の美のなかでも、日本庭園は独特の美を持っております。
世界の建築家も、日本の庭の美しさには感動する人が多いようですね。フランスの幾何学的な庭園に対して、日本の庭園は自然の美しさを強調するための演出が取られております。

この日本庭園の美しさを演出する職人が植木職人(植木屋)です。江戸では「庭作り」とか「花作り」などと呼ばれていたそうで、その職の対象によって「鉢物師(松、蘇鉄、万年青、蘭、牡丹などの盆栽師)」と「苗物師(庭園に植える種、苗木を養う職)」そしてこれらを使って庭園に美しく配置し、季節ごとの演出を行う造園を行うのが「庭師」というように分業化されていたとか。

集会の式場とか宴会の席上では「盆栽」が必要とされ、また「生花」なども庭園の延長として日本の美を演出します。
このような仕事をまとめて園芸業と申し、染井あたりで発展し、江戸時代から海外輸出用の樹木や草花を生産して繁盛していたそうです。
その染井に居られた吉野さんが改良した桜木がソメイヨシノであることは、もはや説明する必要もないでしょう。

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