江戸の職人経済

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葛篭職人

葛篭(つづら)とは、野生の蔓植物、すなわち「つづら藤」とか「かずら橋」などの蔓を編んで作成する箱型の大きな「かご」のこと。

主に衣類などを入れて保管するのに使用しました。
時代が進むと、竹とか檜などの薄板をリボン状にしたものを編んで、全体を紙を貼って作たものも出回るようになりました。

左図は、竹を編んで作成しているもので、竹を編み終わると、先ず紙を下張りし、順次上張りを貼っていきます。
貼り終わると黒い柿渋を塗り(白い渋も使うことはあったようですが)、湿気に耐えるようにしてから、その上に紋切型紙を使って朱漆で紋とか名前を刷り込みます。

衣類を格納するものとして、箪笥があります。しかし葛篭は軽くて使い勝手が良く、多く使われていたようです。
従って、葛篭職人も結構多く、繁盛していたようですね。

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