江戸の職人経済

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翠簾職人

翠簾(みす)職人とは、簾(すだれ)の高級品を作る職人のこと。
高級品とは、値段が高いと言うことではなく、貴族(皇室などの)とか神社・仏閣などで使用する簾です。
民間が使用する簾には装飾はありません。

竹を細く割り、角張った部分を除き、ケタという角材の上に素材をのせ、糸を巻いた木製の投げ玉を網目の数だけ下げて、前の投げ球を後ろへ、後ろの投げ球を前へと、交互に動かして編み、作成していきます。

福島の絹糸に木瓜(もっこ)の模様などを入れたり、浮線(ふせん)蝶の丸文様の金襴地(水引浮線蝶)、簾の鈎(かん=引っ掛ける金具)、色糸を交えた琢木(たくぼく)組みの飾り紐(揚巻結び琢木打ち)、紅の絹糸などでテクスチャーがデザインされます。

使用する竹は、房州産の内竹で、皮と身の間を用いたようです。

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