江戸の職人経済

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燈心職人

燈心とは、蝋燭の芯に使う材料のこと。畳表に使う藺草(イグサ)の別名は燈心草。つまり、藺草で燈芯を作るわけです。

燈心草から白い紐状のもの(茎の中にある白い髄の部分)を採集し、それに燈油を染み込ませて作ります。蝋燭の芯は、これを紙撚に巻きつけて少し腰があるようにしていきますが、行灯(あんどん)などの灯し方では、燈心をそのまま燈油に漬けて火を点けます。

燈心草の産地として、武州(東京・埼玉)のものが最も良かったようです。茎の中の髄が太かったようですね。他に江州(滋賀県)、備後(広島県)、備中(岡山県)で取れたようです。

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