江戸の職人経済

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畳職人

最近の日本では、畳の部屋を作らない家屋も増えているとか。しかしフランスあたりでは畳が好まれたりしているようで、「タタミズ」などという言葉もあり、「日本びいき」の総称になっているようですね。

「新撰百工図」の解説を書いていた蓮池畔人は、「畳は万家必要我邦固有の具にして板舗或は愁上の住居よりは摂生上には大いに宜敷よし欧州人の常に羨望する所なり」と書き記しております。

畳屋は畳を作るだけでなく、畳表を張り替える職人でもあります。メンテナンスも請け負っていたということ。
日本の家屋と畳は切っても切れない関係にあります。そしてその畳を作るのが畳職人。畳屋の仕事。

厚さ30cmほどの藁を約6cmにまで圧縮(踏み固める)した「畳床」を作り、薦(こも)を表、葦蓆(いむしろ)を裏とします。
畳表は備後産が最高とされ、畳表の縁には無地か金糸入りの帯布を使いますが、一般には紺のものが多かったようです。

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