江戸の職人経済

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面打職人

面打職人とは、舞楽、能楽に用いられる神楽面とか能面を作成する職人です。

能面師は、能楽が隆盛した江戸以前のころから、他の面とは差をつける意味でしょうか、独立しております。

面の材料は「楠」「檜」「桐」の木材を使用、そこに面の形を写し、鑿、斧、切り出しなどの刃物で荒削りを行い、鼻、目、口などの部分を鑿と彫刻刀で彫っていくものです。

顔に当たる側が裏側で、そこには漆を塗って乾かし、木綿布で磨きます。(漆の扱いです)
表は泥絵の具などで色彩を施し、完成します。

このようにして作られる面は、能や舞などの舞台で使われてきた一方、室内の飾りとしても用いられてきました。

室内装飾用としては、「お亀とヒョットコ」「般若」「恵比寿さま」「大黒さま」「天狗」「狐」などが人気があったようです。

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