江戸の職人経済

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木具職人

木具とは、「三方」という折敷(おしき=四角いお盆のようなもの)に台(足)のついた食卓。神前への供え物とか、結婚式、お葬式などの供え物を配置する時使用する卓です。

この足には、台の前と左右に持ち運び用の穴が開いています。3方向に穴があることから三方と言うのでしょう。
式典の儀礼などで、この3方向の穴が必要なのでしょうね。

材料は檜の白木部分で作られた薄板。これを片木(へぎ)と申します。
この片木を罫引きで適した寸法に切り、糊で付き合わせ押さえて乾かし接着します。

足の部分の折り曲げるところには、鋸の歯で筋を付けて折り曲げます。それからこの板の3箇所に刃物で穴をくりぬき、作成します。

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