江戸の職人経済

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珠数職人

「珠数」は「数珠」とも書きます。発音は「じゅず」ですが、「ずず」と言っても間違いではありません。

「珠数」とは、「念仏者の必要な具にして其の類の大小長短は宗門の派によりて其の形状を異にせり。この珠数職工は他の工人よりはいと稀なるものにて随ってこれを鬻ぐ家も亦少なし」となっています。

珠数屋は、江戸・浅草本願寺、浅草観音前などに多く存し、珠数の本来の目的は念仏の際につまぐって回数を数える道具です。

作り方は、無患子(むくろじ)、水晶、真珠、珊瑚などの珠に小さい穴をあけ、そこに紐糸で貫いて輪として手首や首にかけます。
珠の数は108個が基本です。108の煩悩を除くという意味ですね。

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