30万人のモンゴルの生徒が授業をボイコットしたというニュースも拡散しました。
アメリカ・ホワイトハウスでは、このモンゴル語廃止に反対する世界中からのネット署名活動も始まりました。
こうした世界中からの反発がなされて、対中攻撃が再び激しくなったことで、慌てた中共政府は、「バイリンガル教育をしようとしただけだ」と事態の収拾を始めました。
中共の英字報道「GROBAL TIMES」の9月7日号に、「バイリンガル教育はモンゴル語廃止ではない」との記事が乗せられました。
「モンゴル語での授業時間、教科書、モンゴル文化の教育は何も変わらない」そうです。
その上で、「共通言語の習得は国民の権利であり責任であり、全ての民族が共通語を学べるようにするのは当然である」ということのようです。
そして真偽のほどは判りませんが、アメリカのラジオフリーアジア(RFA)によりますと、中共がこの偽情報を流した者を逮捕し始めたそうです。
そして内モンゴルで数百人のモンゴル人が逮捕されたと言うことが伝わっています。
中共に協力してモンゴル語を廃止することを手伝ったモンゴル人を、騒ぎが大きくなったことで逮捕し、無かったことにするようなこと、中共政府ならやるでしょうね。
しかし現実に子供たちが使う教科書は、徐々にではありますが「モンゴル語」が消えて「中国語」への書き換えが起きているそうです。
また、モンゴル文学も中国文学(そんなのあるのかな?)にしていると言う事実もあるようです。
徐々にやって行くこと(サラミ・スライス作戦)が華人の得意技ですからね。
中共には多くの少数民族がおります。
例えば「回族」は、日本で昔はイスラム教を「回教」と言っていたように、唐の時代(西暦900年頃)に移住したアラビア人、ペルシア人が源流です。当然アラビア語を話していたことでしょう。
ナシ族はトンパ教を信仰し、象形文字で多くの詩歌、宗教経典などを記録してきた民族です。このトンパ経は民族学の資料として価値が高いそうです。
このように雲南省当たりには55の少数民族が居ます。彼らの言語、風習、文化などが危ぶまれます。
南米にスペイン人がやってきて、貴重な資料が金に刻まれていたばかりにすべてが金のインゴットにされ文化が抹殺された前例があります。ですから未だにマヤ文明の解読が出来ません。同じようなことが、中共の少数民族達にも襲い掛かっているようです。
文化とは長い歴史の中ではぐくまれるものです。その文化が織りなす造形は、異なる文化から見た時には異様に見えるものです。それを「カルチャーショック」と表現するのでしょう。
文化を持つ民族は、このショックに耐え、それを知ろうとする情熱に駆られますが、低俗な文化は抹殺しようとするものです。人類の歴史の常ですね。
中共の文化はわずか60余年です。その前は「中華民国」の文化であり、その前は「清」の文化であり、その前は「明」の文化で、その前は「元」の文化でした。
これらの文化は抹殺され、化石として博物館に眠っています。ですから文化としての継承がなく、常に原点復帰をしてきた華人の文化なのです。
中共では「科学的」という言葉がもてはやされていますが、科学とはもともとデカルトの方法序説から始まったもの。試行錯誤とアップデートはありますが、文化のような継承性は持ちません。
中共の「科学」には日本製の単語が必用であり、それは日本文化の長い継承からイメージされた単語です。
この日本文化を潰そうとしているのが今の華人であり朝鮮民族ではないでしょうか。そしてそれに協力している日本人サヨクが居ることも事実です。(例えば女系天皇論)
日本文化に対抗する破壊活動ですが、モンゴル語の抹殺と同じ手法を取ろうとしております。教科書検定で朝鮮を優位に扱ったり、日本文化を貶めるような教科書を押し付けます。
日本文化を潰せば、漢字で表現される科学用語を、中共が生んだ単語に出来ると思っているのではないでしょうか。所詮、泥棒文化の漢民族の行為だと思います。
そういえば、GHQは日本語を抹殺しようとしていましたね。英語を押し付けようとしていました。漢字が解らなくて「全てローマ字表記にさせろ」とか「カタカナだけを使わせろ」などとヒステリックに言っていたようです。
しかしアメリカにも文化の理解者はいます。日本文化に興味を持てば、このような浅薄な押し付けを止めることが出来ます。
彼らは知っています。日本人が英語を受け付けないのは、日本語でほとんど表現が出来るからだ」と言う事を。
日本人にキリスト教が根付かないのも、「神道」が包含してしまうからではないでしょうか。
言語の抹殺など、劣等な文化が行う蛮行に過ぎない事、華人にも気づかせたいですね。