尖閣諸島の奪取、中共

東シナ海、尖閣諸島への侵犯を繰り返す中共。その中共は中華思想の国です。
我々とは違う常識(つまり非常識)な判断で動きます。現在はまだ海警局などという名称で中途半端な軍隊を送り込んでいます。銃機関砲などを乗せていますが、これは我が日本国を脅しているわけです。

日本よりも中共の方が偉いと考えている華人にとって、この脅しが判らない日本は間違っているわけです。
偉い中華人民共和国が、弱小な日本に対して、機関砲を積んだ大きな艦船で脅しているのだから、「恐れ入りました」と引いて、尖閣諸島を中共にあけ渡すのが「常識」と考えているわけです。

そこに日本の岸防衛大臣が「外国公船が沖縄県・尖閣諸島への上陸を強行すれば、武器使用により相手の抵抗を抑える「危害射撃」が可能になる場合がある」と発言したことに対して、「(中共の)常識が判らないのか」とばかりに「情勢複雑化やめろ」と怒鳴り返したわけです。

つまりこの中華の常識を「守らないと戦争になるだろう」と言うのが彼らの言い分で、ここに中華の「平和とは何か」の基本があるわけです。

しかし欧米、そして日本の常識は違います。領土領海の線(一般的には国境)を変えられるのは「戦争」だけです。まれに両国話し合いの上で、都合よく国境を引き直すことはあっても、一方的に引き直すことなどあり得ないのです。

中共は西欧はそうだとは知っています。しかし日本は西欧ではありません。ですから怒っているわけです。
この風潮は5世紀ごろから始まっているようです。そう、聖徳太子の出したあの有名な手紙です。天子は世界でただ一人という華人の常識に対して、日出処の天子が手紙を送ったという事に怒ったという事です。

つまり中華と日本は、基本的に常識が違い、どちらかと言うと西欧に近いという事になります。
日本と西欧との違いは、戦争で負けたほうが奴隷になるという常識です。日本では負けた側はトップが死ぬことによって戦いは終わり、その家来たちは少なくとも奴隷などにはなりませんでした。
まあ、西欧と全く同じではないということですけど・・・

中国人は、自分が上と思ったら下の者を奴隷以下に扱います。「ジェノサイド」などは当たり前なのです。なぜなら上の者のいう事を聞かないからです。
そしてこの上下関係は単なる大きさによります。大きさは、力であり、金持ちであり、屋敷の大きさ。上位との人間関係の多さなどで、これらの比較で、人物としての内容ではありません。嘘をついてでも自分を大きく見せようと努力するのはこのためです。

このような点を考慮しながら、「日本は、領土領海の所属変更は、両者の合意か戦争によってのみ出来るもので、恫喝や陰謀ですることはない。戦争をすると言うならば受けて立つ」と言えば良いだけです。
撃ってきたら撃ち返す。必要なのは「撃ってきたら」であって、相手に必ず撃たせることが必要だと言うだけのことです。

これに対して海保の艦船でも良いから撃ち返せば、日本も応戦したことになります。応戦すれば戦争です。そうなれば日米安保は適用となるわけです。
これを知っているから、「情勢複雑化やめろ」となるわけですね。言い換えれば、「そんなことをしたら戦争じゃないか」という訳です。

あくまでも中華の常識は「大きいほうの言う事を聞け」というだけのこと。牡鹿がメスをめぐって角を突き合わせ、どちらが大きいかを比較し、小さいほうが引き下がるのと同じ考え方です。

人間社会の国際社会では、大きさで勝敗は決まりません。だから悲惨な戦争になるわけです。

そして日本は引き下がるわけには行かないのです。なぜなら軍事の為の技術を豊富に持っているからです。もちろんそれは軍事以外にも使えます。日本は軍事化の為に開発してきたわけではありません。それは世界中判っております。それでも日本を中共の独占物にしてはならないわけです。西欧諸国にとっては、華人の奴隷などになるわけにはいかないでしょうから。

日本としても、もし華人に占領されたら、ウイグルやチベット、そして南モンゴルと同じようにされることは目に見えています。華人に媚を売るしかないわけです。現在の日経連を見ても判りますね。国会議員たちに撒いたビラなど見ても、もう彼らも華人にひれ伏してしまっていることが見えてきます。

つまり戦うしか方法はないという訳です。それが海保の「危害射撃」という言葉に現れているわけです。こうなってしまったのは、国民の事なかれ主義に加えて、サヨクの影響が大きいでしょう。マスコミも含めて。

西欧諸国は、アメリカも含めて今のうちに中共を壊滅しようという作戦を持っています。戦略としては先ず中国共産党(中共)を中国人民と分断し、次に「習近平一派」と他の政治局員を分断すること。」になります。

中共の軍隊はまだ実戦経験がありません。もちろん西欧の軍隊にも実戦経験などそれほどありませんが、歴史的に戦争経験は豊富です。それは訓練のやり方に反映します。
つまり中共・人民解放軍の訓練、特に海軍の訓練を見ると、それが西欧諸国(特に海軍が強いところ)には判るのでしょう。ですからピボット・アジアということで英国やフランス、ドイツ、などがアジアに軍を派遣します。アメリカが動けば対中戦争はすぐに決着がつくだろうという考えであり、日本の自衛隊でも、訓練を見ていれば強いことが判るのです。
だからそれを知りたくて、共同訓練をするのですよ。勝てる戦争には参加したいわけで、戦後の覇権をすこしでも握りたいという事ですね。

大義としては、台湾防衛には尖閣諸島防衛は必至で、南シナ海は国際法遵守を果たすこと。そして太平洋覇権を中共に握らせないこと。

これはアメリカの国家目標であり、日米激突の太平洋戦争の時と同じことです。

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