ウイグル弾圧批判はデマ?

中共の王毅外相が、アメリカが「ウイグル人に対する中共の迫害はジェノサイド(民族大量虐殺)」である」・・としたことに対し、「根拠のない非難は受け入れない。中共の核心的利益の侵犯は許さない」などと反論しています。

そして「徹底したでたらめで完全に下心があるデマだ。中共の発展を邪魔するために問題を作りだしている」と続けました。
そしてアメリカに対し「アメリカは民主や人権を旗印に他国の内政に干渉し、世界に多くの面倒を引き起こして戦乱の根源になってきた」と、まあこれは事実かも知れませんが。

トランプ大統領からバイデン大統領に変わったことから、対中関税の問題などで期待していた中共でしょうが、バイデン政権になってからも好転しない米中関係にいら立ちが隠せないようです。
「これまでに設けてきた各種の不合理な制限を速やかに解除するよう望む」などと本音も出しております。
いくらバイデン政権に圧力を掛けても、ディープステートは中共を潰すつもりですから仕方ありませんね。

また、海警局に武器使用を認めた新海警法について、日本が懸念を表明し、その場合は日本側も発砲出来るとする岸防衛大臣によるコメントも気になるのか、「特定の国に対するものではなく、国際法や国際的な実践に完全に合致している」などと述べております。

また、台湾問題に関しては「いかなる形の『台湾独立』の分裂行為も打ち砕く能力が中国政府にはある」
と述べ、「台湾問題には妥協や譲歩の余地はない」と警告しております。

何か大それた作戦をしているようですが、実際には「台湾のパイナップルから害虫を検出したから、台湾産のパイナップルの輸入を停止する」というような嫌がらせです。
毎年4万トンが輸出され、最大のパイナップル輸出先だった中共が買わないと、確かに台湾の農家に対するダメージは大きいでしょう。

害虫を使った嫌がらせはオーストラリアの大麦にも使っていました。ですから気に入らない時の常套手段という訳です。だからあんな国家とは付き合ってはいけないわけですね。
困り果てた台湾に世界中から手が差し伸べられました。日本の政治は何もしませんが、日本国民が動きます。「台湾のパイナップルを買おう」という掛け声のもと、すでに6000トンの輸入が決まったそうです。(毎年日本の輸入量は2000トンほどでした)

日本だけでなく、犯罪国家・中共に対する世界の人々の怒りを示す様に、欧州やアメリカ、そしてカナダもパイナップルの輸入が活発化し、すでに4万トンを越える輸出が決まったとのこと。アメリカでは、このパイナップルを「フリーダム・パイナップル」と呼んでいるようです。グレートリセット(共産化)に対抗しているのかも知れませんね。
蔡英文総統は日本やせかいの国々に感謝を伝えました。そして中共は世界中で嫌われていることをさぞ実感したことでしょう。

武器使用を認めた新海警法について、柿沢未途衆院議員は、「実際は国際法を無視して領海の外側に位置する接続水域、排他的経済水域(EEZ)、そして大陸棚を勝手に350カイリまで延長し、そこまでを事実上中国の領海と見なすような一方的宣言をしているに等しいとんでもない法律だ。本法律では、これら海域を事実上の中国領海=国家管轄海域(海洋国土)とし、その海域を守るために中国海警局は他国の公船を排除するために武力行使に及んでもいいことになっている」と述べております。

中共のやり方は、勝手に「事実上の領海=国家管轄海域(海洋国土)」を宣言し、その上で「それを守る」と言いながら暴力行為を正当化するわけです。
ですからどこにも「国際法や国際的な実践に完全に合致している」などと言える状況には無いわけです。そしてそれは南シナ海の人工島にも言えるわけですね。

武器が強力化し、もはや戦争が人道的でない単なる殺し合いになってしまったことから、世界の常識ある国家は戦争を回避するように必死で話し合ってきました。
それを中共的感性は「弱腰」と見て、アメリカの兵器の設計を盗み、そして自国の軍事力を強化しています。
技術(情報)を盗むことは、彼らにとっては頭が良いから出来る手法であって悪い事ではないのです。

日本など、発砲すれば跪くとでも思っていたのでしょうか。岸防衛大臣が「撃たれたら撃ち返す」と述べれば、「事態をややこしくするな」などと訳の分からない恫喝をしていました。
「撃たれたら撃ち返す」のは正当防衛とする法以前の世界の常識です。

「中共は大きく日本は小さいのだから、大きくて強い中共に逆らってはいけない」という華人の常識を押し付けているだけです。これが中華思想です。世界的には非常識となります。
日本は「小さい正義が大きな悪を倒す」ことが「かっこいい」のであって、「大きいから偉い」などと言うのは醜悪としか感じません。

この中華思想の行きつく先は「ウイグル人弾圧」に見られる非道徳的で非人間的な行為なのだと思います。そして、だからこそ犯罪国家・中共なのです。
おそらく、ウイグル人に対する中共の行為は、「ウイグル人達を近代的・科学的な生活にしてやっている」と思っているのでしょう。だからそれに反対するウイグル人はテロリストであると勝手に決めつけます。
テロリストには何をしてもいい・・だから「ウイグル弾圧批判はデマ」だと言うことを、何の臆面もなく言えるのだと思います。

救いようのない中華人民共和国なのです。

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