その直後にアメリカでは「香港人権民主法」がトランプ大統領の署名によって成立し、さらに現在はイタリアの議会でも同じような法律が審議されているそうです。
英国もブレグジットが完了したらこのような法案を準備していますし、フランスも同調してきたようです。親中国家ドイツでも、その流れが出来始めています。もちろんオーストラリアも同調するでしょう。
「香港に生きる」という産経の特集で、香港の勇武派の女性の話が掲載されていました。小柄でえくぼのかわいい女性だそうですが、顔写真は絶対にダメ。
28歳の女性で昼間は事務職員をしているとか。
「区議会選で民主派が圧勝しました。選挙も抗議手法として有効だと思いませんか」と質問すると、「選挙? 確かに美しい。でも民意が(政策に)反映されなければ無意味です」と寂しく笑ったそうです。
香港のデモは「和理非(平和、理性、非暴力)派」と「勇武(武闘)派」の2系統あるそうです。
彼女は勇武派の女性で、恋人は和理非派の男性だったそうで、政府(親中)を支持する両親とは口を利いていないそうです。
和理非派の恋人とは別れたそうで、その理由は「彼を守るためです。私が警察に逮捕されてしまい、彼に累が及ぶといけないので…」と語っています。
そして「怖くないのですか?」という質問には「怖くても前線に出なければならない。私たちが怖がるのを喜ぶのは政府だけ」「前線に何度も出たら覚悟はできる。私たちが戦わなければ誰が戦いますか」と答えたそうです。
そして警察官がデモ隊参加者の頭を狙ってゴム弾を撃っているそうで、「明らかに警察は頭を狙っている。つまり、やるかやられるか、戦場なのです」と答えていました。
なんだか大東亜戦争の特攻隊と重なり合ってきますね。
絶望的な戦いの中で、それでも命を懸けて抵抗を示さないと、香港が無くなったのは住民がだらしなかったからだ・・と後世の歴史家が伝えてしまうでしょう。
まさに今の日本が無くなったのは「日本国民に戦う意思が無かったからだ」・・と後世の歴史家に言われてしまう(であろう)ように。
世界が日本に対しリスペクトを示すのは、大東亜戦争でのあの特攻隊の「国家を守るために死の攻撃を行った兵士」が居たからでしょう。
現在の日本人の持つ「今だけ、金だけ、自分だけ」という常識が、世界中から嫌悪されることは間違いないと思います。
香港の戦いが絶望的なのは、香港という地域が中共側の「水」と「電気」に頼っているからで、それを切られたら生きることが出来なくなるからです。
「電気」はともかく「水」を止められたらひとたまりもありません。
それでも学生たちが戦うのは、大陸側から入って来た中国人に経済も職場も大学も奪われてしまったからでしょう。
中国人はその子弟を賄賂を使って大学に入れ、卒業すると香港企業に入社し、そして大陸との関係を強化していくようです。
香港人の学生たちは上場企業への就職が出来なくなり、希望を失っていると言うことです。しかも自由の無い香港は、もはや香港ではないということも念頭にあるのでしょう。
習主席は、香港の区議会選挙に大敗したことを知って、「そんなに中共は嫌われているのか」と言ったとかいう噂も流れています。
上位下達の共産主義など、どの世界に好きな人が居るのでしょうか・・・
トランプ大統領の始めた関税戦争は功を奏しているようです。金回りの悪くなってきた中共からあちこちで裏切者が出始めています。
オーストラリアに滞在していた中共の情報員が重要資料をオーストラリア保安情報機構(ASIO)へ渡し、スパイであったことを告白しました。
そして彼は、中共がどのように金銭で買収工作を行っていたか、甘い誘惑と威嚇脅迫などを使い民主社会に対して大規模に入り込んでいたかを暴露し始めています。
もしかしたら自民党議員の中に、このような手法で中共に協力させられている議員も居るかと思われますね。
この絶望的な香港に対してアメリカは香港人権民主法を成立させました。お空器今後多くの国が同じような法律を通し始めるでしょう。
しかし我が国はまったく知らん顔です。野党は「桜を見る会」の参加者がどうのこうのと、どうでもいい審議にうつつを抜かしているだけです。
正義のために果敢に戦った、あの日本人はどこへ行ってしまったのでしょうか・・・